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第2白糸トンネル崩落事故の状況と、復旧現場で見たもの【1997年8月25日/北海道トンネル事故】

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1997年8月25日、

北海道の小樽⇔江差間にある国道229号線において、大規模なトンネル崩落事故が発生しました。

 

トンネルの名は「第2白糸トンネル」

 

今回は第2白糸トンネル崩落事故の詳細、そして仕事として赴いた復旧現場の状況を紹介したいと思います。

 

第2白糸トンネル崩落事故の状況と、復旧現場で見たもの【1997年8月25日/北海道トンネル事故】

 

国道229号線とは

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国道229号線は札幌・小樽方面から積丹へ行く際に必ず通る道路で、海沿いをクネクネ走る有名な道。

 

積丹はウニの名産地、且つ釣りのメッカでもあるため、かなり交通量の多い道路です。

 

特にウニが旬の6月~8月の日中は、札幌方面から積丹へ向かう人々の車で、必ず渋滞が起こるほど。

 

ここは元々いくつもの山を越える難所だったため、かなりの数のトンネルが開通していて「第2白糸トンネル」もその一つでした。

 

※第2白糸トンネルの場所は画像の赤矢印

 

1997年8月25日 第2白糸トンネル崩落事故の状況

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そんな道路で、この事故は起こりました。

 

時刻は午後2時30分頃、日中の交通量にも関わらず、不幸中の幸いで死者はゼロ。

 

亡くなった方はいなかったものの、5万立方メートル以上の土砂がトンネルを完全に押し潰すという大事故。。

 

写真が小さいので分かり辛いかもしれませんが、横に通っている白い帯が道路とトンネルで、凄まじい量の土砂がそれらを潰し覆っており、小山くらいの岩が斜めに傾いて倒れそうになっているのも分かるかと思います。

 

その前年1996年(平成8年)2月10日にも同じ国道229号線にある「豊浜トンネル」で崩落事故が起こっていて、2年連続同じ国道でトンネル崩落事故が起こったという事態は非常にショッキングな出来事でした。※こちらの事故は犠牲者20名

 

これらの事故を受け、トンネルの安全性・メンテナンスについてかなり世論が沸騰していたのを、よく覚えています。

 

第2白糸トンネル崩落事故の復旧現場

 

その頃私は北海道で電気工事の仕事をしていて、何の巡り合わせか、第2白糸トンネル崩落事故の復旧作業に携わることに。

 

現場には様々な職種の人が大勢集まっており、私の担当は復旧作業に必要な電気の確保(配線の敷設や電源の設置など)でした。

 

暑い中、朝から晩まで復旧作業を行い、かなり辛い出張でしたね…。

 

 

崩落後の第2白糸トンネル内部

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安全性が確保された訳ではないため、トンネル内部は当然立ち入り禁止。

 

しかし、二次災害の可能性があったにも関わらず、まだ若かった私は職場の先輩と共に車に乗り込み、内部へ入ってみました。

 

暗いトンネルを進み、崩落現場ギリギリまで乗り付け、車から出て歩いてみる我々。

 

車で走ってるとなかなか分からないものですが、トンネルの中って意外なほど広くて大きいんです。

 

その広くて大きいトンネルを完全に塞いでいる、土砂の圧倒的な質量!

 

あの迫力、思わず後ずさりしそうになる程の圧力は他では感じたことのないレベルで、自然の怖さを理屈ではなく体で直に理解しました。

 

…あれから随分時が経ちましたが、未だに忘れられません。

 

トンネルの事故なんて普通に車で走ってたら防ぎようがありませんが、今でもトンネルを通ると…

 

何となく天井を見てしまうんですよねぇ…。

 

そんな、ある夏の思い出話。

 

 

 

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